第30回奈良県ダンススポーツ競技会における
心温まる行為に対し、感謝状が贈呈されました。
 今年5月行われた第30回奈良県ダンススポーツ競技会において、忘れ物をした為に競技に出場不能となった選手に対して、大変困難な支援案件にかかわらず、気持ちよく援助の手を差し伸べ、当該選手の出場を可能ならしめたお二人の選手に対し、傑出したスポーツマン精神を発揮されたとして、奈良県ダンススポーツ連盟は感謝状と記念品をお贈りすることを決定、過日贈呈いたしました。
 これは競技開催直前に燕尾服を忘れたことに気付いた選手に対し、県連盟から『会場の選手の方でスペアをお持ちの方は貸して頂けないでしょうか』と云うアナウンスを行いました。
 その結果、お二人の選手から申し出がありました。
 お一人、後藤さんは、出場クラスが違うから交互に着用して競技にのぞみましょう、と申し出いただき、もうお一人、野々口さんは、自宅に帰ればスペアが有ります、と申し出いただき、取りに行っていただくことが出来ました。
 奈良県ダンススポーツ連盟の競技会本部としては、たぶんスペアは見つからないだろうとの諦めに似たムードの中でのアナウンスであっただけに驚きと感動の輪が広がりました。
 燕尾服を持参し忘れた選手も競技に出る事が出来、意外な事の展開に会場でも善意に対する大きな拍手も起きました。
 これを受けて、後日の役員会では満場一致で感謝状と記念品をお贈りする事になったものです。  
 後藤さんへの感謝状贈呈の様子です。
 野々口さんへの感謝状贈呈の様子です。

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